プリミティブデータ型および複合データ型について

さまざまなデータ型の値はすべて、"プリミティブ" または "複合" の 2 つの大きなカテゴリのいずれかに分類されます。

"プリミティブ値" (プリミティブデータ型) とは、ActionScript が最も低い抽象度で保存する値です。つまり、プリミティブデータ型に対する操作は、複合データ型に対して行う操作よりも一般的に高速で効率的です。Boolean (ブール)、null (ヌル)、Number (数値)、String (ストリング)、および undefined (未定義) の各データ型はすべて、プリミティブ値のセットを定義します。

"複合値" (複合データ型) とは、プリミティブ値ではなく、プリミティブ値を参照する値です。"リファレンス" データ型とも呼ばれます。複合値は、Object データ型、または Object データ型に基づく他のデータ型に属します。複合値のセットを定義するデータ型には、Array (配列)、Date (日付)、Error (エラー)、Function (関数)、XML などがあります。これらの複合データ型の詳細については、『ActionScript 2.0 リファレンスガイド』の各項目を参照してください。

状況によって、プリミティブ型のデータを含む変数と複合型のデータを含む変数で、動作が異なることがあります。詳細については、プロジェクトでの変数の使用を参照してください。

ActionScript には、次のように、アプリケーションで使用できる基本的なデータ型が実装されています。

データ型

説明

Boolean

プリミティブ。Boolean データ型は、truefalse の 2 つの値から成ります。この型の変数に有効な値は、この 2 つだけです。宣言されていて、初期化されていない Boolean 型変数のデフォルト値は false です。詳細については、ブール (Boolean) データ型を参照してください。

MovieClip

複合。MovieClip データ型では、MovieClip クラスのメソッドを使用して、ムービークリップシンボルを制御できます。詳細については、MovieClip データ型を参照してください。

null

プリミティブ。null データ型の値は null です。この値は、値なし、つまりデータがないことを表します。null 値の代入は、プロパティや変数に値が割り当てられていないことを示すために、さまざまな状況で使用されます。null データ型は、複合データ型を定義するすべてのクラスでのデフォルトのデータ型です。ただし、Object クラスは例外で、undefined がデフォルトです。詳細については、ヌル (null) データ型を参照してください。

Number

プリミティブ。このデータ型は、整数、符号なし整数、および浮動小数点数を表すことができます。浮動小数点数を格納するには、数値に小数点を含める必要があります。小数点を含まない場合、数値は整数として保存されます。Number データ型は、Number.MAX_VALUE (非常に大きい) ~ Number.MIN_VALUE (非常に小さい) の範囲の値を格納できます。詳細については、『ActionScript 2.0 リファレンスガイド』および数値 (Number) データ型を参照してください。

Object

複合。Object データ型は Object クラスによって定義されます。Object クラスは、ActionScript のすべてのクラス定義に対する基本クラスとして機能し、オブジェクトの内部に別のオブジェクト (ネストされたオブジェクト) を配置することができます。詳細については、オブジェクト (Object) データ型を参照してください。

String

プリミティブ。String データ型は、16 ビット文字 (英字、数字、区切り記号など) が連続したものを表します。String 型のデータは、UTF-16 形式を使用して Unicode 文字として格納されます。String 値に対する操作は、そのストリングの新しいインスタンスを返します。詳細については、ストリング (String) データ型を参照してください。

undefined

プリミティブ。undefined データ型の値は undefined だけです。これは、Object クラスのインスタンスのデフォルト値です。Object クラスに属する変数には、undefined という値のみを割り当てることができます。詳細については、未定義 (undefined) データ型を参照してください。

Void

複合。Void データ型の値は void だけです。このデータ型は、値を返さない関数を指定する場合に使用します。Void は、プリミティブの Void データ型を参照する複合データ型です。詳細については、Void データ型を参照してください。

このサンプルのソースファイル "datatypes.fla" は、ハードディスクの "Samples" フォルダにあります。このファイルには、アプリケーションにおけるデータ型の使用法が示されています。


 

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